長三和音と短三和音では3度の音程が異なっていましたが、5度の音程は完全五度で一定でした。
ここで説明する増三和音と減三和音は3度、5度の音程がともに異なります。
増三和音(オーグメントトライアド)
増三和音では根音と三度の音程が長三度、根音と五度の音程が増五度となっています。
増三和音のコードネームはC(#5)のほかに C+,C+5,Caugと、様々な種類があります。
以下に、増三和音の例をいくつか挙げます。
減三和音(ディミニッシュトライアド)
減三和音では根音と三度の音程が短三度、根音と五度の音程が減五度となっています。
増三和音のコードネームはCdimのほかに Cm(♭5),C◦があります。
以下に、減三和音の例をいくつか挙げます。
※E♭dimの五度の音は本来シ(B)のダブルフラットですが、この場合ラ(A)の音で記譜するのが一般的です。
- メジャートライアド・マイナートライアド
- 音程(1) ~度・完全音程~
- 音程(2)~長音程・短音程~
- 音程(3)~変化記号の付いている二音間の音程~
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