サックスを手軽に防音して楽しむ方法

サックスは他の管楽器に比べて音も比較的出しやすいですし、指使いもリコーダーに似ていて馴染みがあるので初心者の方にもとっつきやすい楽器といえます。

 

でもサックスを始めた方が最初に悩むポイントは・・・家で練習できないという点です。

 

近所にカラオケボックスでもあれば手軽良いのでしょうが、そういう環境ではないことも多いですし、わざわざカラオケボックスまで行かなくてはいけないのがだんだんおっくうになってきてサックス自体をやめてしまうというパターンもよく見受けられます。

 

ということで、本日は、サックスをなるべく手軽かつ安価に防音して楽しむ方法を調べてみました。

まずは、普通に防音室の導入を考えてみる。

私も以前部屋に置いていましたがヤマハの製品で組み立て式の防音室の「アビテックス」という商品があるので、それを購入する、もしくはレンタルするという方法です。

 

レンタル料金はひと月13000円~ということで、手がだせない値段というわけではなさそうです。

 

そして、レンタル最長月数(48ヶ月が多い)たつと、プラスレンタル料約1ヶ月分を払うといままでのレンタル料金を充当して購入ができるというものです。

 

サックスの練習をするのであれば遮音性能がDr-35以上はほしいところですので、完全に防音をしたいということであれば、これを選ぶ必要がありますね。

 

ただし、この防音室をレンタルの途中で返却する場合は返却時の解体・運送費44,000円~78,000円(税抜)がかかるという点に注意が必要です。

 

また、引っ越しの際も同様にその解体・運送費がかかりますので、引っ越しが多い方には向かないかもしれません。

 

また、エアコンなしのモデルの方が安いのですが、夏場にエアコンなしの密封された防音室の中で練習するのは地獄です。出来れば避けた方が良いでしょう。

 

 

YAMAHAアビテックスのレンタルのページ

イーサックスで楽器全体を覆って防音してみる

防音室の導入は部屋の広さの問題や、手軽さ・値段という面からなかなか難しいという方も多いのでしょうか。

 

そんな方にはイーサックスという製品でサックス全体を覆って防音する製品があります。

この製品はサックス全体を覆うことで、今まで不可能とされてきたサックスのミュートを実現しています。

 

消音性能もなかなかのもので、ちょっと大きいテレビの音くらいには消音されます。

 

難点としては、中に手をつっこんで演奏するので、指の位置が確認できません。したがって、楽器を持ったばかりの初心者にはちょっと扱うのが難しいと思われます。

 

また、中の音をイヤホンで拾って聞くことができるとはいえ、完全な生の音とは異なるためイーサックスから出して実際に吹いてみたときに違和感を感じてしまうかもしれません。

 

あと、構造上の問題から、若干低音域が出しにくくなってしまうようです。

 

しかし、現状では一番安価にサックスを防音して楽しむ手段と言えそうです。

 

どうしても家でサックスを練習してみたいという方にとっては、買って損になる代物ではなさそうです。

昼間の練習、壁が厚い家なら使えるかも?簡易防音ルーム

防音性能としては、まったく使えないレベルの代物ではありますが、前述のアビテックスに比べてはるかに安価に手軽に防音してくれる簡易防音ルームという代物があるようです。

遮音性能がDr-15ということで中でサックスを吹くと確実に隣の家から苦情が来るレベルだと思いますが、大人の男性二人で20分で組み立て可能という点、軽いので引っ越しのときも楽ちん、値段もアビテックスの約6分の1という安さなので、前述のイーサックスと組み合わせて使うと夜の練習にも使えるかもしれません。

だんぼっち

最初これを見たときは冗談なのかと思いましたがこんなものもあるようです。

 

段ボール製の防音室です。

利点としてはとにかく値段が安いという点ぐらいでしょうか。

 

段ボール製品なのに、搬入時に100キロを超える重量で搬入されてきて、しかも運送会社は玄関先までしか持ってきてくれないようです。

 

防音性能もサックスに使用するのには不十分です。

ですが、他の楽器やボーカルなどの使用でしたらいけるかもしれません。

 

しかし、最近はなんでも段ボールで作るんですね(笑)

 

楽器とはまったく関係ないですが、VRゴーグルが段ボールで作られているのを見たのと同じくらいの衝撃を受けました。

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