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初心者のためのサックスレッスン 第11回 アンサンブル・音階練習・曲にチャレンジ

こんにちは。長内です。

 

今回のレッスンでは特に新しいことは学習しませんが、今まで学習した指づかいを使用した、長めの練習曲を演奏していきます。

 

今までの内容を復習しつつ、長めの曲を演奏する体力を付けましょう。

使用教材

楽譜の苦手な方でも基礎から確実にじっくりとサックスの演奏方法を学んでいける本です。

 

私のレッスンでは、初心者の方には必ずこの本を使って指導させていただいています。


この記事の対象の方

  • サクソフォーン教本」を購入済み
  • オクターブキーの操作方法を学習済み
  • テキストのp.35までの学習が終わっている

第11回目のレッスンの内容

  1. 基礎練習(チューニング・ロングトーン・タンギング)
  2. 月の光に
  3. 中音域の音階練習
  4. 夕べの鐘、プティ・パパ、一週間、子守歌、オーラ・リー、練習曲8

この記事の執筆者

私、長内(オサナイ)は中学生の時にサックスを始めて、その後愛知県立芸術大学という大学でクラシックサックスを専門的に学びました。
卒業後はヤマハの大人向けのポピュラーミュージックスクールで講師として仕事をし、現在は私個人の音楽教室でサックスの指導をしています。

サックスの演奏歴は約25年です。


1.基礎練習(ロングトーン・タンギング)

本日のレッスンの内容は、前回までに新しくたくさんの音が出てきましたので、その音域の音を安定して出せるよう定着させることが目的です。

 

ロングトーン、タンギングもすべての音域でしっかりと練習を行います。

 

✔チューニング

ロングトーンを行う前にチューニングを行いましょう。

今はチューナーを見て高い低いを判断してマウスピースの位置を調整します。

 

アルトサックスの場合はオクターブキーを押したファ#の音はそもそも高くなりやすい音域ですので、オクターブキーを押さないファ#の音でもチューニングをしてみて、その両方の音が合わせられる位置くらいに、マウスピースの位置を調整すると良いでしょう。

 

✔ロングトーン

それでは本日は今まで学習したすべての音域で8拍のばせるようにロングトーンを行ってみましょう。以下のパターンで行ってみてください。

 

この時に、余裕のある方はチューナーを見ながらロングトーンを行ってみてください。

 

おそらく、真ん中のソラシドのあたりは正しい音程で演奏できると思いますが、下の音域に行けば行くほど音程が下がり、上の音域に行けば行くほど音程は上がると思います。

 

今はとりあえずそのままで結構ですので、音域が変わるたびにマウスピースを抜き差しして調整はしないようにしてください。

✔タンギング

今日は四分音符で全ての音域のタンギングを行ってみてください。

以下のパターンで練習してみましょう。

速さはまずは♩=72で。できたら♩=100くらいまでテンポを上げて練習してみましょう。

2.月の光に

✔オクターブキーのまたぎに注意して練習しよう

この曲は前回のレッスンで行ったオクターブキーのまたぎを含んだ練習曲です。

 

ド→レの動きで全ての指が同時に動くように心がけましょう。

特に

  • 左手の薬指が遅れないように 
  • オクターブキーを操作する時に親指を横滑り・浮かせることのないように

この二点に気をつけながら練習をしてみます。

 

また、1段目にはリピート記号が付いていますので、最初の4小節は二回繰り返します。

 

そして生徒のパート、先生のパートに分かれているアンサンブルの楽曲ですので、相手の音をよく聞きながら、綺麗にハーモニーを作るつもりで演奏してみましょう。

3.中音域の音階練習

✔ヘ長調

ここからLESSON6の内容です。

 

ここではまず最初に音階(あるきまった音程によって、音を順次に並べたもの)の練習を行っていきます。

 

ヘ長調は調号にシの♭が付いている音階です。

最初からBisキーを押さえておくようにしてください。

 

ドの音で一旦指が上がりますが、レの音に入った時もBisキーを押さえておくようにしておきましょう。

 

こうすることで、曲の中で突然シ♭が出てきた時にも即座に反応できるようになります。今のうちに癖づけておきましょう。

 

✔ト長調

ト長調は調号のファの音に#がついています。

こちらも練習していきます。

 

夕べの鐘、プティ・パパ、一週間、子守歌、オーラ・リー、音階を使った練習曲

✔夕べの鐘~練習曲8までの演奏動画

✔夕べの鐘

この曲はヘ長調の曲です。

曲を練習する時はまず最初に調号をチェックするようにしてみましょう。

 

この曲の場合はシに♭がついていますのでBisキーの上に指を置いておけば良いです。

またスラ―もついていませんので、全ての音にタンギングをつけてください。

 

ド→シ♭のクロスフィンガリングにも気を付けてみてください。

 

✔プティ・パパ

ト長調の曲です。

これもまず最初に調号を確認しましょう。

また、オクターブキーのまたぎがありますので、指づかいに気をつけましょう。

 

✔一週間

この曲は特に新しい要素はありません。

ですが、本来この曲は非常にテンポの速い曲です。

 

動画では♩=72で演奏していますが、出来そうな方は♩=100~140までテンポを上げてチャレンジをしてみましょう。

 

✔子守歌

オクターブキーのまたぎを含んだ、大きな音の跳躍がある曲です。

 

オクターブキーを押さえた音から低音域に行くときに、

 

「指の動きは出来ているのに音がひっくり返る」

 

という方は、低音域に行くときに低い声をだすようなつもりで、息の方向を下に向けてみましょう。

 

✔オーラ・リー

オクターブキーのまたぎを多く含んだ練習曲です。

また、一段目はリピート記号がありますので二回繰り返すことにも注意しましょう。

 

✔練習曲8

ヘ長調の練習曲です。

 

Bisキーに最初から最後まで指を置いておきましょう。

 

ドの指を押さえたときに人差し指を上に上げすぎると、Bisキーに戻れなくなりますので注意してください。

 

以上で第11回目のレッスンは終了です。

 

今回のレッスンでは今まで学習した内容のおさらい的なものがメインでした。

 

ただし、サックスはこのあたりの音域で演奏することが非常に多く、中音域を安定して演奏できることは大切なことです。

 

くりかえし練習して、しっかりとマスターしてみてください。


私オサナイ(長内)は名古屋の千種区の池下でサックスの教室をやっております。
初心者の方でも楽器の持ち方から丁寧に指導させていただいております。
またネットからの申し込みの場合は入会金が通常1万円のところを半額の5000円にさせていただいております。
1回のみの受講も可能ですのでぜひレッスンにお越しください。

レッスンの詳細についてはこちら

 



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